看護師
職種紹介
育児・出産を経験して「人とのかかわり」の大切さに気付きました
病状や急変だけでなく「心」のサポートが重要な急性期病棟で、
日々仕事に励んでいます
急性期医療の現場に配属されて6年。
その間、私は2度の出産、育児休暇を取得し、
2度目の職場復帰をしたところです。
はじめは慣れない育児との両立やブランクに、
職場復帰に対する不安も大きかったのですが、
復帰後の研修や周りのサポートのおかげで、
勤務時間調整はあるものの、しっかりと職場復帰しています。
この間、とある患者さまとのかかわりの中で、
ゆとりを持って患者さまを思いやることの大切さを再認識しました。
脳卒中で緊急搬送された患者さまの手術中に、
患者さまの息子さんがとても不安そうなお顔をされていたんです。
「どうされたんですか?」とお声がけしたところ、
実はおばあさまも脳疾患で突然倒れ、亡くなられたそうで、
どうしても最悪の場合を想像してしまう。とのこと。
その後は少しずつ回復され、元気なお姿も見られるようになりました。
だいぶ病状も良くなられた頃、散髪してすっきりしておられたので、
「さっぱりしましたね~」とお声がけさせていただいたんです。
その時、ふと見ると息子さんが涙ぐんでおられたんですよね。
何気ない瞬間ですが、少しずつの変化でも家族さまにとってはうれしいもの。
そんな変化を周りのスタッフも喜んでいる。
そんな心遣いに喜んでいただけたのかな、と思います。
急性期病棟は病状が安定されるまではとても緊迫した空気が漂いますが、
だから余計に患者さま、家族さまの心のサポートが必要。
私の場合は、子どもを生んで、育てたことで、
今までよりも「人とのかかわり」の大切さに気付きました。
「急性期」の患者さまを支える特殊な病棟だからこそ、
「普通」に患者さまと接するように心がけています。
また、患者さまの立場に立って考え、私ならどうしてほしいか、
私の家族ならどうしてほしいかを考えるように心がけています。
笑顔を忘れず、不安を抱えておられる患者さまの心に寄り添い、
安心感を与えられるような看護師でありたいです。
短時間勤務制度利用中の「育休復帰ママ看護師」
田代愛香
仕事フォトレポ-ト
育児休暇中にしっかり子どもとかかわれたことで
今、仕事に専念できています
育児休暇を1年いただいたことで、その期間子どもをしっかり甘えさせてあげることができました。
その分、今は「ママがんばってね!」と健気に送り出してくれています。
復帰後は、「育児休業取得者職場復帰プログラム」に参加して、まずは現場の「勘」を取り戻し、
機械の使い方や点滴の準備、やり方などの細かいことから、最新の医療情勢まで学んでいきました。
その後は現場で体を動かしているうちにどんどん以前の感覚が戻ってきましたね。
今はまだ子供が小さいので、時間短縮で働かせていただいたり、担当患者を持たずにフリーで働かせていただいたりと、優遇措置を取っていただいています。
「最近どうですか?」普段からコミュニケーションを取ることが大切です
つきっきりでいられない家族さまに変化や回復の兆候を細かくご報告
家族さまの不安を取り除いてあげるのも大切な役割です
申し送りの時間をきちんと取ることで残業を減らし、家庭との両立を図ります
最新技術を身に付ける研修も大切にしています
1人ではなくチームでサポートするからこそ、できることがあります
上司からのメッセージ
子育ての経験を生かし、より心豊かな看護師へ! |
佐藤 輝彦(サトウ テルヒコ)看護部師長
|
育児と仕事の両立を目指す田代さんをサポートするために研修を行ったり、円滑に職場復帰できる受け入れ体制を整えたり、と病院を挙げて応援をしています。就業規則にある「育児・介護のための短時間勤務制度」(3歳まで取得可)を利用することで、常勤のまま勤務してもらっています。
急性期という現場であるからこそ、家庭生活にもしっかりと力を注いでもらうことで、仕事にも安心して取り組めると思いますし、ゆとりをもって患者さまにもかかわれると考え、彼女がメリハリをつけて仕事に取り組めるように全力でサポートしたいと考えています。彼女が復職することが決まり、最初に考えたのは、「育児休業取得者職場復帰プログラム」の研修内容。3日間で、短いようで長い1年間のブランクから生まれた不安を払拭してもらうことが目的です。また、復職にあたっては、希望配属部署も配慮しました。彼女の場合、休職前と同じ病棟、チームが希望だったので、メンバーは多少変わっていますが、スムーズに復帰できたようです。あとは日々の中で少しずつ勘を取り戻し、できる範囲で研修にも参加してもらいながら成長してくれればと思います。
どの患者さんにも平等で、同じ視線をもって接することができるやさしさが彼女のすばらしいところ。二人のお子さんを育てるという貴重な体験の中で、きっと以前よりももっと思いやりの気持ちが育まれていることでしょう。そうした部分を存分に生かしつつ、チーム内でのメンバーシップをより発揮してほしいですね。現在は、復帰間もないということもあり、朝は30分遅く出勤・夜は30分早く帰宅という育児短時間勤務制度を活用してもらっています。こうしたシステムを存分に活用してもらって、彼女の後に続く看護師たちが同じように結婚・出産を経ても活躍したい!と思えるような看護師へと成長してくれることを期待しています!
師長、教育担当として急性期病棟をまとめています。
求められるスキル
心のケアをさりげなく、そしてしっかりと
突発的に起こる脳疾患。運ばれてきた患者さまは、当初ICUにて状態を管理されることになります。ですから、ご家族が患者さまに面会できるのはほんの少しの時間。その限られた時間内に、私たちはご家族の知らない患者さまの状態をしっかりとお伝えしなければいけません。
また、治療後のリハビリを経ても以前と同じように動くことが難しい可能性が高いことから、患者さまにとってもご家族にとっても、さまざまな決断、勇気が必要となります。そんな“新たなスタート”をサポートするのも私たちの大切な仕事。患者さまを支えるご家族のフォローは、患者さまのケアより実は難しいものがあります。ですから、看護師としての技術力や脳疾患に対する知識、向学心以上に、「人を想いやること」をさりげなく、そしてしっかりと正面から立ち向かえる精神面を重視しています。
評価制度
小さな歩幅でも、確実な成長を
1年に2度の師長との面談により個人目標を設定。中間評価として、半年後に経過を報告し方向性なども相談します。1年後には、目標を達成できたかなど、自己評価を提出していただき、その結果を評価対象の一部として活用しています。
自分で立てた目標に対して予定どおり進捗しているか?などの自己分析に加え、上司としての視点から向き不向きなどの分析も踏まえて次年のポジションや仕事内容なども相談に応じています。
目標のハードルは、高すぎるとつぶれてしまうので、より身近な目標設定を行い、小さな歩幅でも確実に成長していくことを評価しています。
教育システム
学ぶチャンスはいっぱい。でも、マイペースで学べばいい
日進月歩の医療現場において、その知識習得は必須。そのため、私たちが開催する研修は、年間50近くにのぼります。しかし、育児との両立では参加する時間に制限があるのは当然。ですから、この参加は強制ではありません。参加した人がその知識を持ち帰り、参加できなかった人へと伝えていくという風土が自然とできあがっているのも、当院の特色のひとつ。できる範囲ですこしずつ学ぶことで、じっくり、息の長い看護師生活を送ってもらいたいと思います。
この職種の代表的なキャリアプラン
質の高い医療・看護を提供できる看護師として、キャリアに応じたステップアップを
キャリアに応じた役割を果たすべく、新人研修だけでなく年数に応じ、段階的な研修、教育システムを設定。
質の高い医療・看護を提供できる看護師として自覚をもちながらステップアップを図ることができます。
| 新人看護師 | チームワークが大切とされる現場において、その一員としていかに行動できるかが問われます |
| 副主任 | 患者さまへの看護力向上につながるよう、業務改善の提案など環境をととのえることにも注力 |
| 主任 | マネジメント能力を発揮し、チームを統括。また、看護師として脳外科のプロとして活躍! |
活躍する職員
看護師
ステップアップしていきたいという思いがあれば、 私のように奨学金制度を利用して、仕事と学校を両立することもできます。 入職後も希望すれば看護協会の研修にも積極的に参加できますし、 ドクターをはじめ先輩看護師が院内研修を開催しており、 この研修も現場に近いところでの話が多く、 とても役に立ちますね。 私自身、学校で学んだバラバラの知識が、 ドクターの説明を聞いて一つに繋がった経験があります。やる気があれば、 どんどんステップアップできる環境も当院で働く魅力の一つですね。 当院は急性期病棟だけでなく、慢性期の病棟がありますので、 どちらの看護に興味があっても働くことができるんですよ。 また、ただ頑張るだけでなく休養をしっかり取ってこそ仕事にも集中できるという考えで、希望した日に休みを取りやすい環境でもあります。>>もっと詳しく