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クリームはんだ(ソルダペースト)の研究開発

職種紹介

クリームはんだ(ソルダペースト)の研究開発

海外拠点の立ち上げの経験を活かし、自然環境との調和を目指したクリームはんだの開発に取り組む

入社してからクリームはんだの研究員として、開発に取り組んでいましたが、10年目となった2003年に海外赴任を体験しました。マレーシアに海外拠点を築く責任者のひとりとして、工場の立ち上げを行い、2004年には現地法人を設立。単に生産拠点を築くことではなく、海外マーケットを拡大することが最大の目的。技術営業マネージャーとして、現地での販路の拡大にも奔走しました。現地スタッフのがんばりもあり、現地法人の経営も軌道に乗り、4年8ヶ月の赴任期間を終えて、帰国しました。研究所の外に出て、一から工場をつくり、会社をつくり、海外で市場ニーズを肌で感じながら、ビジネスの構築に挑んだ経験は、今の私にとって大きな財産となりました。当社では、海外市場での拡大を経営戦略の柱としており、これからハリマ化成の技術者が海外で活躍できるフィールドはますます増えていくと思います。

現在、私の所属する第二チームでは主に電子材料分野のクリームはんだ(ソルダペースト)の製品開発・フォローを行っています。クリームはんだは電子機器のなかに組み込まれる基板と電子部品を接合するはんだ材料です。はんだのなかには、加熱中の酸化を防止するために、ロジン樹脂からつくられたフラックスが含まれています。そうした材料を製造していることをきっかけに、ハリマ化成ではこの電子材料分野に参入。既存のはんだ−メーカーの多くが、金属を出発点としており、当社のように化学メーカーから参入する例は珍しく、その強みを活かして、新たな製品の開発に取り組んでいます。クリームはんだには常に改良が加えられ、取り組みの中から優れた機能をもつものが、新製品として世に送りだされます。ハリマ化成の鉛フリーはんだやスーパーソルダー、ナノペーストなどはこうして生み出されてきたのです。

また、新製品の開発だけでなく、お客さまが使われる基板によって、はんだに求められる特性が少しずつ変わってきます。また、同じ基板であっても、必ずしも品質が均一でない場合もあります。そうした基板の差異に合わせて、より効果的なはんだを提供し、製造段階におけるお客さまの課題解決を行うフォロー業務も私たちにとって大切な仕事です。
はんだメーカーとしては後発にもかかわらず、現在ではもっとも高い信頼性を要求される自動車メーカーへも納入されるなど、当社製品への評価は年々高まっています。

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電子材料事業部技術グループ第二チーム
リーダー 今村 陽司

仕事フォトレポ-ト

次世代はんだを自分たちの手でつくり出すために、日々改良を重ねる

はんだにはスズや鉛が使われ、VOXが揮発することから、環境への影響が問題になっており、より環境に優しいはんだが求められています。また、最終製品の小型化が進むなかで、基板や部品も小型化し、部品をつける穴もさらに微細化し、求められる印刷精度も高くなっています。この様な環境にあって、構成される一つひとつの化学物質やこれまでの考え方を変えた“次世代はんだ”の登場が待たれています。私たちハリマ化成の技術者たちは、はんだの新しい歴史の幕を開けることを目指しています。

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ロジンを使うことで鉛フリーのはんだを開発

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分析室で試作した材料や製品を拡大して検査

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特許関係や研究資料がある資料室で新たなアイデアを探す

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基盤にはんだを印刷して、印刷精度を確認

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機械システムどおりに部品を載せているかをチェック

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マレーシア生産拠点、2005年創業開始当初のメンバー

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求められるスキル

自分で考えて仕事に活かすことのできる方を求めています

はんだ業界はニッチな分野なので、入社された方は戸惑うことが多いとは思いますが、先輩や上司をはじめ経験と知識豊富な人材が社内に数多くいます。業界の流れが早いので、こうした情報源を活用しながら、いかに時代の流れを早くキャッチし、いかに早く自分のものとし、いかに早くお客さまのところに製品という形で提供できるかが問われます。その意味では、自分で考えて仕事に活かすことのできる方を求めています。指示された項目に対し、ただ仕事をこなすだけでなく、自分の意見も踏まえて動ける方に期待しています。

この職種で扱う製品・サービス

腐食の心配や洗浄の必要もなく、信頼性の高いハンダ付け性のフリーソルダペースト

これまで電子基板のはんだ部分には鉛が使われており、環境への悪影響が問題になっていました。ハリマ化成では、鉛に替わる環境にやさしいはんだ素材を求めて、鉛を使わない「鉛フリーはんだ」を開発しました。さらに腐食の心配や洗浄の必要もなく、信頼性の高い優れたハンダ付け性のフリーソルダペーストを誕生させました。

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MS Series 失活・鉛フリーソルダペースト

強い活性力をリフロー後に失活

鉛フリー化によって使用される錫ベースの合金は、従来の錫鉛共晶合金に比べてぬれ性が劣ります。ぬれ性向上のため、鉛フリーソルダペーストは活性作用の強い物質を含む傾向がありますが、このような物資がリフロー後にそのまま残ると腐食、マイグレーションなど信頼性に問題が生じます。
ハリマ化成の鉛フリーソルダペーストは、独特の失活作用により、活性作用の強い成分をフラツクス中に含有しながらも、リフロー後に活性作用を無くすことができるので、良好なはんだ付け性を確保しながら、高い信頼性を無洗浄で実現することができます。

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教育システム

さまざまな資格やスキルを高める機会があります

英会話や中国語などの語学教育支援や危険物取扱資格者など仕事に関わる資格の取得支援を行っています。

この職種の代表的なキャリアプラン

技術者として目指す目標に対して自己実現できるキャリアステップ

研究員としてのキャリアを積んだ後は、海外の大学への留学や海外拠点(マレーシア)の現地法人設立など、技術者としてのスキルをアップさせるための機会があります。研究員を経て、製品開発研究の主体となるチームリーダー、そしてチーム全体をまとめていくチームリーダーとしてステップアップします。

研究員 ソルダペーストの開発に取り組み、幅広く深い知識を身に付けます.
研究主任 主任としてチームリーダーを補佐します。各メンバーの研究テーマに対する助言や指示を行います。
チームリーダー 約7名のメンバーのまとめ役となります。研究するテーマ数が多いため、実際に手を動かして研究を行うより、各メンバーのマネジメントが主な仕事となります。
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